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第一工業株式会社はネジ・学校家具・自動車部品を専門とする静岡県浜松市の製造メーカーです。(スマートフォンサイトはこちら)

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ネジ(最先端技術研究)SCREW

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ねじに関する基礎知識

このページでは、締結技術のスペシャリストである第一工業が、「ねじの基礎知識」について分かりやすく解説します。

ねじとは

ねじとは、円筒や円すいの外側、あるいは内側にらせん状の溝が切ってある機械部品です。この溝はらせん状になっており、溝に沿って回転させることで、ねじが移動します。ねじ同士を組み合わせることで、部品の固定や運動など様々なことに利用できます。
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ねじ部品は、ねじやボルト、スクリュー、ビス、螺子など様々な呼び方がありますが、
日本にははっきりとした定義がなく、日本工業規格(JIS)では「ねじ」が使われています。
またねじは大きさや形など多種多様で、それぞれJISによって詳細に規格化されています。

ねじの種類

日本には、設計や使用目的に合わせて作られた多種多様なねじがあります。
ここでは代表的なねじの種類について、ご紹介します。
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「ボルト
一般的にスパナやレンチを使って締め付けられるおねじ部品。
ねじ山が切られた軸部と頭部があり、ナットと組み合わせて使用します。
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「ナット」
中央にめねじ加工がされている部品。
主にボルトと組み合わせて、間にある部品を締め付けて固定します。
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「小ねじ」
外径が比較的小さい頭つきおねじ。小さな機械部品の締結に使用します。
なべ、皿、トラスなど様々な頭部の種類があります。
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「袋ナット(キャップナット)」
ナットの片側にキャップを溶着したナット。
ボルトの先端部の飛び出しを防ぎ、外観優美性も優れています。
弊社のオリジナルキャップナットシリーズはこちらからご紹介します。
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「インサートナット」
樹脂など軟質素材に埋め込み、素材同士の接合部を強化する目的に用いるナット。詳細はこちらからご紹介します。
また後埋めが可能なアウトサートナットや、ゆるみ止め機能をプラスしたキャップ付きインサートナットも取り扱っています。
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「インサートボルト」
ねじ頭部を樹脂に埋め込んだ後、めねじ部品と組み合わせて、固定する目的に用いるボルト。
樹脂と同時成型するインサートタイプと後埋め可能なアウトサートタイプがあります。
詳細はこちらからご紹介します
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「セムス(組付け)ねじ」
ワッシャー(座金)を組み込んだねじ。座金をセットする工程を削減できます。
ゆるみ止めや相手部材の座屈防止用として使用します。
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「タッピングねじ」
ねじ先が尖ったり、テーパー加工されているねじ。
めねじが無い下穴に直接ねじ込み、相手部材をねじ穴加工しながら締結します。
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「溶接ナット・ボルト(ウェルドナット・ボルト)」
座面に突起部を設け、鋼板に溶接して用いるボルト・ナット。
自動車のボディなど薄い金属板と部品との締結に使用する。
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「スタッドボルト」
両端にねじ部を持つボルト。
自動車のホイールを固定するときなどに使用します。
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「ピン・ブッシュ」
穴に差し込んで、継手、位置決め、回り止めの目的に用いる、棒状、または筒状の部品。
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「カラー」
相手非金属や樹脂に差し込み、座屈防止の目的に用いる円筒状の部品。ストレートやフランジ(ツバ付き)など、さまざまな種類があります。
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「リベット」
軸部と胴部からなる部品。穴が開いた部材に差し込み、専用工具で反対側の軸部をカシメて、結合させます。
ねじの締まる仕組み
ねじが締まる仕組みについては、軸力と摩擦力が関係しています。
(1)ボルトを締め付けると、ボルトは軸方向に引っ張られてわずかに伸びます。(2)この時ボルトには、元に戻ろうとする力(軸力)が発生します。またナットも締め付けによりわずかに縮みます。この軸力により被締結物が圧縮されて、強固な締結となります。
またねじを締め付けた時に、おねじとめねじの締付座面や互いのねじ面が接触することで、増大した摩擦力が発生して、ボルトが戻る方向に緩むのを防ぎます。その為ボルトは簡単に緩まなくなります。これがねじの原理です。
もっと詳しい仕組みを知りたい方はこちらをご覧ください。
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インサートナットとアウトサートナットの違い

ナットの埋め込み方法は大きく分けて「成型時インサート」と「成型後インサート(アウトサート)」の2つがあります。
「成型時インサート」は、インサートナットを金型にセットした後に樹脂(プラスチック)を流し込んで埋め込む方法です。
インサートナットの周りに樹脂(プラスチック)が流れ込み同時成型される為、しっかり固定されます。
「成型後インサート(アウトサート)」は、成型済みの樹脂(プラスチック)に埋め込む方法です。
成型後に埋め込む位置を決められる為、設計の自由度が広がる、取り扱いしやすいなどのメリットがあります。
樹脂(プラスチック)の材質や使用用途によって適切な方法が分かれますので、それぞれの特性を理解した上で選択する必要があります。
インサートナット・アウトサートナットについてもっと知りたい方はこちらをご覧ください。
 
製品名をクリックすると各製品の詳細ページが表示されます。
■高トルク用キャップ付インサートナットnew
■高トルク用圧入式インサートボルト(アウトサートボルト)new
■高トルク用アウトサートナット(熱圧入式インサートナット)
■高トルク用インサートナット
■高強度アルミボルト
■高強度SUSボルト
■袋ナット JIS 3形/キャップナット
■第一工業がおすすめする製品(緩み止めナット)
■万能型縦溝式ユニオンボルト
■SSゼロセーブボルト